
- ハローワークでの仕事の探し方は?
- ハローワークだけで仕事が見つかるの?
- ハローワークでの効率的な仕事の探し方が知りたい
仕事探しといえば、ハローワークがまず思い浮かぶ方も多いと思います。
しかし、どのように利用すればいいのかお悩みではないでしょうか。
この記事では、
- ハローワークでの仕事探しの流れ
- ハローワークでの仕事の効率的な探し方
- ハローワークを利用する際の手続き
などについて、詳しく紹介します。
この記事を読めば、ハローワークでの仕事の探し方が分かります。
また、実際に私もハローワークに登録して調査しました。
ぜひ最後までお読みください。
ハローワークとは
ハローワークとは、正式名称を公共職業安定所と言い、厚生労働省が運営している公的な機関です。
全国に500箇所以上あります。
ハローワークでできることは、仕事探しはもちろん、職業訓練の申し込み、雇用保険の手続きなどがあります。
ハローワークでできることは下記の記事で詳しく解説しています。
利用可能時間は、原則8:30~17:15(平日)です。
一部の施設では平日夜間や土曜日の利用も可能です。
仕事を探す目的でハローワークへ行く際は、特に必要なものはありません。
メモ帳や筆記用具があればベストです。
服装も自由です。
ハローワークで仕事の探し方
ハローワークでの仕事の探し方は、2通りあります。
- ハローワークへ直接行き仕事を探す
- 自宅などから自分のパソコンで仕事を探す
ハローワークに直接行く場合は、最寄りのハローワークへ出向き、窓口で相談します。
仕事を探す他にも、自己分析の方法や履歴書・職務経歴書の書き方、求人票では分からないことの説明などが受けられます。
職員に相談しながら進めていきたい方におすすめです。
自宅などから自分のパソコンで仕事を探す場合は、ハローワークインターネットサービスにて自身で仕事を検索します。
自分の好きな場所・時間で利用できます。
ハローワークに出向く時間がない方におすすめです。
それぞれハローワークを利用して仕事を探すには、手続きが必要です。
それぞれの手続き方法について解説します。
方法1 ハローワークへ直接行き仕事を探す
ハローワークへ行き、仕事を探す方法の5ステップです。
ステップ1:最寄りのハローワークへ出向く
仕事を探すのは、最寄りでなくてもどこのハローワークでも可能です。
ステップ2:ハローワークのパソコン(検索・登録用端末)で、求職情報を入力する
パソコンでの入力が難しい場合は、求職申込書を記入して持参するか、ハローワークにて記入します。
ステップ3:ハローワークの相談窓口で求職申込み手続・職業相談を行う
職員に相談しながら、進められます。
ステップ4:(希望する場合)求職者マイページを開設する
求職者マイページはハローワークの窓口での開設、もしくは後ほど自分のパソコンからハローワークインターネットサービスにアクセスし、パスワードを登録します。
求職者マイページを開設していると、自宅等から自分のパソコンで求人が検索できるため便利です。
自分のパソコンから行う開設方法はこちら。
ステップ5:ハローワーク利用登録者となる
ハローワーク利用登録者になると、ハローワークで、求人情報の提供や職業紹介、応募書類の作成、面接のアドバイスなどの就職支援を受けられます。
また、求職者マイページを開設された場合、求職者マイページの全ての機能が利用できます。
方法1メリット:躓いたり、分からないところは職員に聞きながら進められる
方法2 自宅などから自分のパソコンで仕事を探す
ステップ1:ハローワークインターネットサービスにアクセスし、求職者マイページアカウント登録を行う。
詳しい開設手順はこちら。
ステップ2:求職情報を入力し、求職者マイページを開設する。
アカウント登録後、14日以内に行う必要があります。
ステップ3:オンライン登録者となる
求人情報の検索やオンライン自主応募など、求職者マイページを通じた自主的な就職活動が可能です。
ここまでのステップを完了すると、オンラインで仕事を探せるようになります。
※ただし、求職者マイページの一部の機能は利用できません。全て利用するには、次のステップが必要です。
ステップ4:ハローワークを利用し、職業相談を行う
職員が求職登録情報の確認等を行い、求職区分をオンライン登録者から利用(来所)登録者に変更します。
ステップ5:ハローワーク利用登録者となる。
ハローワークに出向いて求職申込み手続きを行う場合と同様に、ハローワーク利用登録者になると、ハローワークで、求人情報の提供や職業紹介、応募書類の作成、面接のアドバイスなどの就職支援を受けられます。
【重要】最終的に利用登録者になることで、全てのサポートが受けられます。
方法2メリット:自宅でもマイページの開設ができて仕事を探せる。(ただし一部機能に制限があり。)
求職者マイページの開設手順
- ステップ1:メールアドレスの登録
- ステップ2:パスワードの登録
- ステップ3:求職者マイページアカウント登録完了
- ステップ4:求職情報の登録
- ステップ5:求職者マイページの開設
自宅などのパソコンから自分で行うにはステップ1から5まで、すでにハローワークへ行き求職者情報を登録済みの方はステップ1からステップ3まで必要です。
メールアドレスの登録

メールアドレスを入力して、プライバシーポリシーと利用規約を最後までスクロールし、同意するにチェックを入れます。
次へ進むをクリック。
パスワードの登録

自分で決めたパスワードと、先程入力したメールアドレス宛に送られてきたメールに記載されている認証キーを入力します。
メールが届かない場合は迷惑メールに振り分けられている、もしくはメールアドレスが間違っている可能性があります。
迷惑メールをチェックするか、最初からやり直してみてください。
※補足
私が登録した際、iPhoneのメールアドレス(iCloud)ではメールが届きませんでした。
Gmailではメールが届いたので、届かない方はiPhone 以外のメールアドレスで試してみてください。
求職者マイページアカウント登録完了

この画面が出たら、マイページアカウントの登録は完了です。
続いて14日以内に求職登録を行います。
14日以内に求職登録を行わないと、アカウントがなくなってしまうのでお早めにお願いします。
なお、ハローワークへ直接行き求職者情報をすでに入力している場合は、これ以降のステップは不要です。
求職情報の登録

全ての項目を入力していきます。
必須の箇所から入力していきましょう。
自己PRなどは一旦未入力でも大丈夫です。後ほど修正もできます。
後でじっくり考えて、記入していきましょう。
もちろんハローワークへ直接出向き、相談もできます。
求職者マイページの開設

この画面が出たら、求職者マイページの登録完了です。
これ以降、インターネットで求人の検索ができるようになります。
ハローワークでの効率的な仕事の探し方
ハローワークでは情報がたくさんあります。
効率的に仕事を探すには、3つのポイントがあります。
- 希望条件を明確にする
- 混雑する時間帯を避ける
- 職員に相談する
それぞれ解説していきます。
希望条件を明確にする
職種・勤務地・給料・雇用形態など、自分が希望する条件を明確にしておきましょう。
ただ、全部希望通りの仕事を見つけるのは難しいので、その中でも優先順位をつけ絶対に譲れない条件を確認しておきます。
希望条件が明確だと、自分に合うものだけをすぐに見つけやすくなり、ムダな応募や比較に時間を取られにくくなります。
また、応募書類や面接で一貫性を持て、履歴書・職務経歴書に書く志望動機や面接での受け答えに説得力が増します。
混雑する時間帯を避ける
ハローワークは月曜日・金曜日が混雑します。
時間帯は、10時半〜15時頃が最も混雑します。
また、12時〜13時はお昼休みのため事業所担当者と連絡が取れない場合が多いので、避けましょう。
混雑する時間を避ければ、待ち時間の短縮ができ、じっくりと仕事が探せます。
また、求人検索機をスムーズに利用できます。
職員に相談する
求人票だけでは分からないことや、自分のスキルにあった仕事の探し方などを職員に相談しましょう。
職員は客観的なアドバイスをしてくれます。
自分一人ではやはり限界があります。
せっかくハローワークに登録したなら、どんどん活用していきましょう。
Q&A
ハローワークで仕事を探す際の、よくある質問をまとめました。
予約は必要?
ハローワークへの直接の窓口相談に予約は原則不要ですが、職業相談や適性検査、窓口が混雑する時間帯の訪問では、事前に予約するとスムーズです。
オンライン職業相談を利用する場合は、必ず事前にハローワークへ予約が必要となります。
オンラインだけでも仕事は探せる?
はい。もちろん探せます。
オンライン自主応募に対応している求人は、応募もオンラインで可能です。
しかし、履歴書・職務経歴書の書き方を実際に教えてほしい場合、面接対策をしてほしい場合などはオンラインではなく実際に行く必要があります。
全てオンラインで完結したい場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントでは、オンラインで履歴書・職務経歴書の添削、面接対策などを行ってもらえます。
併用もおすすめです。
詳しくは下記の記事で解説しています。
働きながらでも利用できる?
はい。在職中の方でも利用できます。
面接日を平日夜や土日にしてもらえるよう、職員が交渉してくれる場合もあります。
完全に希望に沿うのは難しいですが、働きながら進めていけます。
ハローワークで仕事を探すメリット・デメリット
メリット
- 求人数が多い
- 就職に関するサポートを受けられる
- 地元への就職が強い
- 転職・就職への圧力が少ない
- 障害がある方へも含めて、多様なサポート体制がある
ハローワークのメリットは、何といっても求人数が多いことです。
実際に全国で検索してみると、100万件以上もありました。(2025年9月現在)

色々な仕事が見れるため、選択肢が広がります。
デメリット
- サポート内容が自治体や職員のスキルによって差がある
- ブラック企業が含まれている可能性がある
- 自分から積極的に行動する必要がある
- 開庁時間による制限がある
- 求人票の情報が少ない
- 職員はプロのキャリアアドバイザーではない
- 求人情報の更新頻度が低い
ハローワークってブラック企業ばかりでしょ?と思っている方も多いと思います。
ハローワークは企業は無料で掲載できるため、質の低い求人も集まりやすくなっています。
ただ、求人票に労働条件が明記されているため、見極めのポイントを押さえれば回避できます。
しかし、自分で判断するのは中々難しいです。
ブラック企業をできるだけ避けて質の良い求人を求めるなら、転職エージェントと併用するのがおすすめです。
ハローワークのメリット・デメリットは下記の記事で詳しく解説しています。
ハローワーク利用が向いてる人は?
- 地元で就職したい人
- 未経験分野に挑戦したい人
- 経歴や年齢に不安がある人
地元密着型の企業が多いため、特に仕事が少ない田舎でも見つけやすいです。
また、未経験歓迎も多く、自分のスキルや年齢に不安がある方でも安心して利用できます。
ハローワーク利用が向いてる人の詳しい解説はこちら。
ハローワークだけでも転職できる?
はい。可能です。
ハローワークを活用すれば、もちろんハローワークのみでも転職はできます。
しかし、自分で積極的に行動していかなければ、待っているだけでは何も起こりません。
職員に積極的に聞きにいったり、仕事を自分で検索したりしましょう。
民間求人サイトとの違いは?
運営元が国と民間企業かで異なります。
ハローワークの運営元は国で、就職困難者に対するセーフティーネットの役割があります。
民間求人サイトの運営元は民間企業で、より良い会社を目指してステップアップを目的にしています。
よって、給料を上げたい、スキルアップしたい場合は民間求人サイトがおすすめです。
まとめ
ハローワークの仕事の探し方は、直接出向く方法とオンラインで探す方法があります。
それぞれにメリット・デメリットがあります。
自分のライフスタイルにあった方法で利用し、どんどん活用していきましょう。
また、ハローワークは様々な企業が集まっているため、スキルや年齢など不安要素があったとしても誰でも利用できます。
ハローワークだけでも、転職は可能です。
ただキャリアアップを目的としているなら、転職エージェントの利用がおすすめです。
他の仕事の探し方と比較しながら、自分の目的にあった方法で効率的に仕事を探していきましょう。
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