仕事を辞めたいのは甘え?【結論】甘えではありません

仕事辞めたいのは甘えではありません 転職のきっかけ

今の仕事になんとなく向いていない・今の仕事を続けるのがしんどいと感じていませんか?

辞めたいけど甘えだと思われるのではないかと心配ですよね。

結論として、仕事を辞めたいと思うことは甘えではありません

あなたは今とても不安で、どうすべきか迷っていると思います。

私も仕事を辞める前は、周りに甘えだと思われるのではないか、周りにどのように思われるか等と考え、なかなか一歩を踏み出せませんでした。

しかし、仕事を辞めたいと思うことは自分を守る手段です。

この記事では、あなたの不安を少しでも解消して、一歩踏み出せるようにしたいと思います。

甘えだと思われる理由

ではなぜ甘えだと周りから思われるのでしょうか。

理由は5つあります。

どれも大きな誤解があります。

日本社会に根強い「我慢は美徳」文化があるから

日本では、我慢こそが美徳。

楽して何かをするのは悪いことである、という文化があります。

しかし、多少の我慢は必要だとしても、過度な我慢は後に心身に影響を及ぼす場合があります。

自分が壊れてしまうような我慢は、美徳ではありません。

自分で自分を守ってあげましょう。

「辞めたい」と言う=逃げと思われがちだから

辞めるということに、マイナスなイメージがついてしまっています。

そもそも逃げることは悪いことなのでしょうか。

私は全くそう思いません。

自分を苦しめているものから逃げたいと思うことは、正常な判断だからです。

“逃げる”という選択は、状況を冷静に見極めたうえでの「自己防衛の判断」であり、感情に流された甘えとは異なります。たとえば火事の中に居続けるのが正しい選択ではないように、自分を傷つける環境から離れるのはむしろ理性的で健全な行動です。

しかし、日本ではプラスではなくマイナスのイメージが根強く残っています。

周囲が同じように我慢して働いている場合、共感されにくい

自分は我慢しているのだから、他の人も我慢して当たり前。

我慢しないのならそれは甘えだ、と思われてしまうからです。

自分は我慢しているからこそ、その状況から抜け出した人に対して反発を持ってしまいます。

「自分に向いてない」と言うと、努力不足に見られやすい

向き不向きを語ると、「それはあなたが努力してないだけじゃないの」と見られがちです。

向いていないことにいくら努力を重ねても、成果が出にくく、報われにくいことがあります。そうした場合は、努力する方向を変えることも重要です。

努力が足りないとか、そういう問題ではありません。

「もっと努力しなくちゃ」と自分を追い込むのではなく、向いていることを行いましょう。

過去に「辞めて後悔した人」のバイアスが反映される

ネガティブな意見はポジティブな意見の何倍もの拡散力を持っています。

辞めて後悔した人がいれば、その意見が全てかのように思われてしまいがちです。

しかし、辞めて自分に向いている仕事ができた人もたくさんいます。

ネガティブバイアスにかからないようにしましょう。

向いていない仕事にしがみつかないでいい理由

向いていない仕事には、無理にしがみつかなくても大丈夫です。

その理由は5つあります。

頑張っても成果が出にくく、自己肯定感が下がるから

向いていない仕事を一生懸命頑張っても、結果がついてこないことが多いと思います。

結果がついてこないと、努力に対しての効果が実感できず、自分の能力を卑下してしまいます。

どうせ自分なんか……と、自分自身を認められず、自己肯定感が下がってしまいます。

あなたの能力が低いのではありません。

単に向いていないだけです。

向いていない仕事は心と体をすり減らしやすいから

向いていない仕事を続けると、無理をしている状態が続き、心身に不調が起きやすくなります。

心身の不調は、一度かかると完治するまで時間がかかります。

最悪の場合、治らなくなってしまう可能性もあります。

多少のストレスは構いませんが、過度なストレスは厳禁です。

苦手な分野で消耗するより、得意を活かすほうが成長しやすいから

苦手な分野よりも、好き・得意な分野のほうが吸収も早く、成長しやすいです。

好き・得意を活かせる仕事をしていると仕事が好きになり、昇給にも繋がりやすくなります。

どうせ働くなら、得意な分野の方がいいですよね?

楽しく働きつつ、自己成長にも繋げていきましょう。

「向いていない」と気づけたこと自体が大きな前進だから

今の自分の違和感に気づけたということは、次のステップに進む準備ができている証拠です。

自分の不得意なことが一つ判明したので、次はそれを避ければいいのです。

気づけたということ自体が、より良い未来のための大きな一歩です。

今の仕事がすべてではないから

世の中には多種多様な仕事や働き方があります。

今の仕事が向いていないからと言って、世の中の仕事全てに向いていないということはありません。

世の中には数万種類以上の職種があり、副業・リモート・フリーランスなど働き方の選択肢も広がっています。今の職場が合わなくても、別の環境で力を発揮できる人はたくさんいます。

今の仕事ですらできないのに……と悩む必要はありません。

仕事をすぐに辞めたほうがいい場合

下記チェックリストに複数当てはまる人は、すぐにでも仕事を辞めることを検討しましょう。

  • 出勤前に吐き気・頭痛・涙が出るなど、体に異変が出ている
  • 寝つきが悪い/眠れない/起きたくない日が続いている
  • 休日も仕事のことで頭がいっぱいでリラックスできない
  • 上司や同僚との人間関係が悪く、精神的に追い詰められている

上記のような人は、かなり追い詰められています。

あなたの感じる辛いは甘えではありません。

私も以前は出勤前に吐き気があり、電車に乗るのが怖かったです。

このまま放置してしまうと、取り返しがつかないようになってしまうかもしれません。

しかし、あなたは辞めた方がいいサインに気づくことができました。

大きな前進です。

自分のことを良く理解し、本当の意味で守れるのは自分自身しかありません。

周りのことを考えるのではなく、自分のことだけを考えましょう。

辞める罪悪感・不安をなくす方法

仕事を辞めてもいいと思っても、やはり少し罪悪感や不安がありますよね。

その罪悪感や不安はそのままにはせずに、しっかりと自分自身に向き合う機会だと考えましょう。

下記のことを行えば、心の整理がつきやすくなります。

辞めたい理由を明確にする

自分は今何がネックで辞めたいと思っているのか、を明確にしておきましょう。

そしてその理由は、今の会社で自分の力で変えれることなのか、じっくり考えます。

答えがYESなら、仕事は辞めずに続ければOKです。

答えがNOなら、あなたがその会社に居続ける理由はありません。

あなたの能力を最大限発揮できる会社を見つけていきましょう。

辞める前にすべきことをしておく

詳しくは次の章で解説しますが、辞める前にすべきことをやっておくと、不安も小さくなります。

仕事を辞めることに罪悪感や不安があるなら、徹底的な準備をしておけば安心です。

まずはやってみる、行動してみて気づくこともあります。

そこから都度軌道修正していきましょう。

周囲に相談する

自分で考えてもまとまらない場合は、信頼できる周囲に相談してみましょう。

自分では思いつかなかった視点から、アドバイスがもらえる場合があります。

自分の考えを変えるきっかけにもなります。

また、相談する人がいないという方は、転職のプロの転職エージェントに相談してみるのも一つの手です。

転職エージェントは無料で利用できますし、絶対に転職しなければならないということもありません。

プロからアドバイスがもらえるので、自分の考えをしっかり整理できるでしょう。

他の選択肢もあると知る

先ほども申し上げた通り、今の仕事が全てではありません。

会社は他にもたくさんあるし、働き方・職種もたくさんあります。

転職サイトには、今まで知らなかった業種・働き方のヒントが多くあります。眺めているだけでも、自分にとっての可能性を広げるきっかけになります。

また、あなたが今の仕事を続けなければならないとは、誰にも強制できません。

あなたには無限の選択肢があります。

視野を広げて、考えてみましょう。

辞める前にやっておくこと

先ほど軽く触れた、辞める前にやっておくべきことをご紹介します。

しっかりと辞める準備をしていれば、不安になる必要はありません。

失業保険等の給付制度の条件を確認しておく

場合によっては失業保険がもらえる場合があります。

少しでも収入があると気持ち的にも落ち着いていられると思います。

インターネットで調べれば簡単に分かります。

もし難しければ役所など公的機関に聞きに行けば確実です。

自己分析をしておく

自分が大切にしたいことは何か、どういう仕事がしたいのか等を考えておくと、これからの転職活動がよりやりやすくなります。

今の仕事が合わない・しんどい理由を一度ゆっくり考えてみましょう。

転職サイト・エージェントに登録して求人を“見ておく”

転職サイト・エージェントの登録は無料です。

何となくでも求人を見ていると、自分がやりたい・仕事やりたくない仕事が分かってきます。

特におすすめなのが、転職エージェントです。

転職はもちろん、自己分析や面接対策等様々なフォローが受けられます。

まずは不安に思っていること等を話してみるだけでも大丈夫です。

プロ目線からしっかりとしたアドバイスがもらえます。

必要な書類・引き継ぎをリスト化しておく

退職をスムーズにする為に、引き継ぎはしっかり準備しておきましょう。

仕事はご縁です。

急に仕事が決まる場合があります。

直前で焦らないように、少しずつ準備をしていきましょう。

私の体験談

結論から申し上げると、私は転職をして本当によかったです。

以前は公務員をしていましたが、仕事内容・職場の考え方・仕事のやり方など色々なことに不満を持っていました。

その中でも最も嫌だったことが、無駄な資料作りの為の残業です。

公務員は皆さんの税金からお給料をもらっています。

そんな中で、不必要な資料を残業してまで延々と作らされました。

今の会社では10分もかからないで作る資料くらいのレベルです。

それを数人がかりで作成・チェックして正直何の意味があるのだろう?と思いながらしていました。

まだ入職して間もないので必要性が分からないだけなのかもしれない。

そう思っていましたが、1年経って仕事を辞める時もやはり必要性を感じませんでした。

また、パワハラも横行していたこともあり、1年で辞めるという決断をしました。

私は両親には頼れなかったので、友人や転職エージェントに色々なことを相談しました。

特に転職エージェントでは、転職活動で必要な職務経歴書の作成方法や、仕事の紹介、面接対応など多岐にわたるサポートを受けました。

そのおかげで、約1ヶ月で民間企業への内定をいくつかもらえました。

その中から最も自分がやりたい仕事、合いそうな仕事を選びました。

現在その会社で4年目になりますが、楽しく心穏やかに働くことができています。

あのまま前の職場にいたら、きっと成長もしないしなにより心身共に不調が出ていたと思います。

仕事を辞めるという決断をして、本当に良かったです。

まとめ

仕事を辞めたいと思うことは、甘えではありません。

自分自身からの大切なメッセージです。

若い貴重な時間を、苦痛で過ごすのはもったいないです。

一緒に一歩踏み出してみませんか?

このブログでは、私の経験からそのお手伝いができればいいなと思います。

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